投稿

2月, 2013の投稿を表示しています

さかなクン

イメージ
「ギョギョ~!」 あの根っから明るいキャラが好き。 思わず顔がほころびます。 テレビで何度か見たこの青年が、 杉並公会堂でお話をするというので、 行ってきました。 百聞は一見に如かずと言いますからね。 のっけから 「有難うギョざいます~」 「太陽の表面温度はギョ千ギョ百度もあるのでギョざいます」 と、ギョの連発。 ワンパターンでも、何だか憎めないキャラ。 とても楽しい2時間でした。 家に帰ってからも、 しばらくは「ギョギョ~」の連発。 この単純さは個人的な問題ですが。 サケ科の魚として、イワナ・ヤマメ・アユのお話。 ヤマメって、実は稚魚で、成魚になるとサクラマスになるって知ってましたか? アユは稚魚の間は肉食で、成魚になると草食になって縄張りを持つって知ってました? 海の魚の代表選手としてスズキ科。 カツオやマグロがスズキ科だったって、知ってました? 何の分野でも、 博学になるのは価値ですね。 さかなクンは相当変わった少年だったでしょう。 学歴があるわけでもないですが、 好きな魚をトコトン追求したことで、 東京海洋大学客員准教授となり、 同じ魚類学者として、天皇陛下からもお言葉を頂いたとか。 深い悟りはなくても、 こういう楽しい時間は貴重。 人の気持ちを明るくするのは素晴らしいことです。

友の顔

土曜の夜、 ある友人と会った。 10年以上会っていなかった友人だ。 最初に出会ったのは、彼が20代の頃。 少しやんちゃで、元気よく、素直で、何事にも体当たりする、 気持良いけど、少しあやうい青年だった。 大人になると、 友人とはべたべたした付き合いをしなくなる。 もたれ合うのではなく、 それぞれが一人の大人として自分の道を歩み始めるから。 時々彼の噂を風の便りに聞くこともあったが、 がんばれよ、と 心の中で思っていた。 彼の実家は食品会社を営んでおり、 前向きでリーダーシップのあるお父さんが 会社を引っ張っていた。 元気な中小企業。 掃除に学ぶ会。 社会貢献もしっかりして、すばらしい会社。 でも、 そのなかで、彼は何だか元気一杯に見えなかった。 あんなに元気なやつなのに、 どうして、もっと目一杯発散しないのだろう。 ちょっとしたイメージのギャップがあった。 その後、彼の実家は倒産したらしい。 すべてを失って、リセットして、 まっすぐな彼は、きっと大きな喪失感に襲われたのだろう。 今も、まだ心に傷を残している。 もうひとつ次に向かってゆく決意を持てずにいる。 傷ついた人に何ができよう。 自分に何かできると思ったら大きな過ちだ。 嬉しかったことは、彼の顔。 すごくいい顔をしていた。 まっすぐで優しい目が、 確かに大人の深みを持っていた。 震災で被災した友人の手伝いに毎月のように出かけて、 広大な敷地の瓦礫を手作業で整理する作業、 将来の防潮堤にする森をつくる植林作業に、 ボランティアででかけて汗を流す。 彼は、今彼にできる精一杯を尽くしているのだろう、 その積み重ねが、 こんな優しい目に繋がるのだろう。 誰もがみんな一生懸命生きている。 自分も負けずに一生懸命生きることしか、 できない。

二郎は鮨の夢を見る

山本益博さんの話を忘れないうちに映画も見ておこう、と シネマート新宿に「すきやばし次郎」のドキュメンタリー映画を見に行きました。 フリーの身になると、 時間の使い方が自由で、実に良いです。 「すきやばし次郎」は、昼も夜も最低3万円。 まぁ、一生のうちに行くことがあるかないか、微妙ですね。 でも、ここまで言われるなら一度食べてみたいとは思います。 映画の映像がどうだとか、 美味しそうだとか、 そういうことは別にして、 職人とはどういうものなのか、 良くわかりました。 とても厳しい世界です。 確かに、イチローの歩む道と 二郎さんの歩む道はシンクロしているかもしれません。 毎日、同じ事をひたすら続ける。 ただルーティンに追われているわけではなく、 少しでも良いモノをという気持ちに突き動かされて、 毎日、同じ事をひたすら続ける。 ひとつひとつのパーツを、 100%の集中力をもって作り込み、 同じく100%の集中力をもって お客様に提供する。 そして二郎さんは、 スティーブジョブスと同じ事を言っていました。 「良い仕事ができるための唯一の方法は、その仕事を愛することだ」 好きだから、愛しているから、 毎日同じ事を繰り返していても飽きない。 もっと先に行きたい気持ちが常に勝っている。 そんな心境なのでしょうか。 言っていることはシンプル。 やっていることもシンプル。 雨だれ岩をうがつとは、 こういうことを言うのでしょうか。

イチローと二郎

イメージ
地元の法人会が山本益博さんの講演会をやってくれました。 食いしん坊の私としては、興味津々。 おいしいものの話は面白いです。 山本さんは西荻窪に住んでおられるそうで、 いやぁ、地元民としては光栄なことです。 知り合いになって、美味しい店を色々教えてもらいたいな、などど つまらぬ期待をしながら、 90分のお話を飽きることなく聞かせて頂きました。 やはり、プロはお話が上手い。 「イチローと二郎」のお話。 野球のイチローと、寿司の数寄屋橋「次郎」さんの話です。 ジャンルのまったく違う二人が、 「職人」という切り口から、驚くほど似た側面を持っておられるということ。 確かに、求道的なイチローの野球に向かう姿勢は、 「野球職人」というに相応しいかもしれません。 ベンチからネクストバッターズサークルに入り、 屈伸運動をしたり、バットをくるくると回したり… 彼は、「すべての動作には意味がある」 と言います。 何故、いつもまったく同じ動作を繰り返すのか。 名前をコールされて、毎日はかったように 13歩でバッターボックスに入る。 守備につくときも、ベンチから守備位置までの歩数は、 ほぼ完璧に同じ。 まさに研ぎ澄まされた神経で、 自分の肉体のコンディションを測りながら、 究極の美しさを求めつづけている姿なのでしょうか。 二郎さんの寿司にも、まったく同じようなものが見えるといいます。 残念ながら、この高級寿司店に行ったことはありませんが、 1時間という限られた時間のなかで、 10名の客に20貫のにぎりを1分の狂いもなくお出しする技。 別に1分余計に時間がかかろうが、 客は何とも思わないのだけど、 そこに、絶対譲れぬ自分の「美学」が貫かれている。 こんな美学は、ある意味ナンセンスなのですが、 日本人の心の琴線に触れるものが確かにあります。 「二郎、寿司の夢を見る」 という映画があるのだそうです。 この人の生き様を、ちょっと知りたくなりました。

ゴールド免許

取れそうで、なかなか手の届かないもの。 52歳になって初めてゴールド免許を手にしました。 だから別にどうということはないのだけれど、 何となく嬉しい、誇らしい。 これさえ持っていれば、 水戸黄門の印籠のように 警官も「ハハー!」っと畏まって、 多少の違反は見逃してくれるに違いないなどと、 勝手な想像をしたりして。 そういえば、 随分長いこと交通違反をしていないなあ。 特に駐車違反はなくなりました。 でもそれって、 規制が厳しくなったから 注意してパーキングに入れるようになったからで、 違反がない替わりに、 駐車料金をしっかりと払っているということなのですよね。 別に自分が偉いわけじゃない。 というより、 当局の狙い通りに行動している 平凡な人間ということです。 それでも、無敗記録が続いていると、 人間とは愚かなモノ。 自分は特別な存在と思ってしまうのですね。 自分は予知能力が高いとか、 神様に守られているとか。 本当に馬鹿です。 でも神様は、 このように増長した輩に、 必ず愛の鞭をくれるもの。 「謙虚になりなさい」とのメッセージ。 というわけで、 僕も見事に捕まりました。 一時停止違反にて減点2点プラス7,000円の罰金。 とりたてのゴールド免許は、 水戸黄門の印籠にはならず、 警官は一瞥をくれただけで、 淡々とチケットに記入しておられました。 僕はといえば、 お客様との約束には遅れて気分は最悪。 おまけに仕事のミスを重ねて、 すっかり運気を下げてしまいました。 謙虚にならなくちゃ。 謙虚にならなくちゃ。 いつも、この繰り返しです。